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悪徳引越し業者を見極め被害に遭わないようにする

公開日: : 引越しの基礎知識

この記事の所要時間: 450

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 グレーな部分の話になりますが、引越しを行っている業者の中には、無許可なものや不当な請求をする悪徳業者もいるようです。うっかりそのような業者に依頼してしまうと、思わぬトラブルに合うことになります。

 悪徳といっても、治安のいいわが国では、一部の国のように盗賊まがいの暴力的なものはないはずです。あるのは不当に多くの利益を得ようとして必要なコストをかけなかったり、面倒な許可認可を取らずに営業するケースです。

どうのようなトラブルが想定されるのか

 一番多いのは引越し契約時に、「前金」や「手付金」と称して事前に一部もしくは全額を請求するケースです。これ自体を「悪質」と言い切ることは出来ませんが、他業者への流出防止やキャンセルなどを防ぐ手立てに使われます。

引越し一言アドバイス

国土交通省の「標準引越し運送約款」では引越し費用は「後払い」が基本となっています。その内容としては
内金や契約の一部金の支払いは不要
見積もりは無料であること
2日前までのキャンセル料金は発生しない

となっています。

もっとも悪質とされる手口は、低価格でお客を引き付けておいて、作業後に多額の追加料金を請求する手口です。
契約書の説明や約款の提示もせずに契約を迫ることで、可能にしています。

引越し一言アドバイス

 このような業者は見積もりの際に、荷物のチェックはそこそこに、料金交渉に入りがちです。とにかく契約を取り付けてしまえばいい訳で、料金以外の決め事もおろそかになるでしょう。作業の丁寧さも期待できません。

 数の上で多いのは、荷物の紛失や家財、家屋の破損時に十分な賠償責任を負わない業者です。引越し時には作業員は十分な注意を払って引越し作業を行いますが、それでもトラブルが発生することがあります。そのための保険をかけることで、賠償責任を果たせます。ところが、費用を節約するために保険をかけなかったり、その料金を徴収しているのにもかかわらず、加入手続きをしない業者もいます。そうなると、弁償する費用は業者持ちになりますから、まず責任を取ろうとしません。床や壁ひとつの修理費用で利益が全て飛んでしまうからです。やむなく修繕するにしても、納得する状態にはもどらないでしょう。

引越し一言アドバイス

 事故処理を担当していた際、修理業者との永い付き合いがありましたが、タンスなどの家具や家屋の柱、階段、壁の傷にいたるまで見事に修復します。但し、結構いい料金を請求されますので、保険を使用しないと到底対処できませんでした。

どうしたら見分けられるのか

 複数の業者の見積もりを比べた際に、極端な低価格の場合は疑うべきです。例えば、A社B社C社がそれぞれ7?10万円の提示に対して、D社だけ5万円という料金を提示した場合です。相場を下回るには何らかの理由(ウラ)があるはずです。その根拠を知るために、見積もり時には作業手順や保険、追加料金が無いかなどを確かめなければなりません。もっとも、信用できる業者は、こちらから求めなくても、それらを説明してくれるはずです。

引越し一言アドバイス

 恐らく、複数の業者から見積もりを取られると、引越しが初めてという方でも、上記の様な注意事項は学習出来ているはずです。それでもトラブルが無くならないのは、電話のみのやり取りで済ませる場合があるという事ではないでしょうか。契約書もなく、電話一本で契約すれば、当然のように、あとで言った言わないの応酬でとらぶるケースが起きます。必ず訪問見積もりをしてもらい、契約書を確認し、納得してからサインすれば防げるはずです。

質の高いサービスを提供する業者は、現場や営業、電話受付のスタッフに至るまで、社員教育が徹底しています。そうでなくては生き残れない業界なのです。態度が粗暴だったり、言葉使いが乱暴などというのは論外ですが、こちらの質問に対して、言葉を濁したり、曖昧な言動で説明する場合には、他の業者にしたほうが得策です。

引越し一言アドバイス

 街の小さな運送会社であっても、とても丁寧で親身になってくれる業者もあります。見かけはボロい社屋やトラックであっても、信頼にたる例もあります。

比較サイトを利用すれば安心・・・?

 他業種ですが、自分の店を口コミサイトで褒めちぎって評判を高め、ランキングを上げたというニュースがありました。引越し業者間でも同じことが言えます。自作自演で評判を高めるために、アルバイトを使って各自の作業後に投稿させる手段は容易に想像できます。但し、その後にその事実を暴露する投稿もすぐに挙がりますが。

 ご自分の判断で、調べたり評判を聞くのが一番ですが、なかなか出来ることではありません。そこで、やはり大手の運営する比較サイトを利用することになります。大手の運営ということでまず最初の難問である「悪質な業者」はクリアできると思いますが、なるべく多くの業者の話を実際に来てもらってから聞くのが肝心です。そして、即決せずに、一度じっくりと検討されることをお勧めします。

引越し一言アドバイス

 大手業者であっても、見積もりに訪れる営業マンは即決を迫ります。彼らは、訪問件数に対する契約率が命だからです。多くの場合、自分の判断でお客さまの家を出ることは許されず、一度上司にお伺いを建て、指示を受けなければなりません。そこで値引き額などが提示されるのですが、あまりにしつこく即決をせまる業者は敬遠したほうがいいでしょう。あくまで、「今日は結論を出せません。明日ご連絡します。」とハッキリと伝えましょう。

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