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新築マンションへの一斉入居は通常の引越しとは違う点があります

公開日: : 引越しの基礎知識

この記事の所要時間: 514

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 すでに入居者がいるマンションへの個別の引越しとは違い、新築、特に大規模なマンションへの引越しは、その方法がかなり異なります。

一斉入居の実情

 まず、そのマンションを建設、販売、もしくは管理する不動産会社から幹事会社となる引越し業者を紹介されます。もちろん強制は出来ませんので、自分で安い引越し業者を利用することも可能です。しかしその場合、かなり不都合な状況が予想されます。

 新築マンションの一斉入居の場合、限られた時間内に多数の引越しを行うため、複数の業者が勝手にはんにゅ作業を行うと、限られた駐車スペースや周辺道路への影響、また数少ないエレベーターや階段の取り合いが起こり、大混雑が発生し、家具や家屋の損傷、荷物の誤配、紛失なども懸念されます。また、壁、エレベーター、床など共有部分を傷から保護する養生作業やその資材をどの業者が行うかも問題となるため、幹事会社による事前のスケジュール調整や段取りが必要となります。

引越し一言アドバイス

 幹事会社以外の業者を利用する場合は、事前に業者かお客様本人から、幹事会社へ連絡して搬入する日時や時間を割り当ててもらわなければなりません。その際、希望の日時が割り当ててもらえなかったり、遅い時間になったりと、どうしても他業者は不利になります。幹事会社としてはどうしても自社のお客様を優先せる昼用があるからです。こういったことに不慣れな業者は直接現地に行ってしまい、丸一日待たされてしまうこともあります。

引越し一言アドバイス

 幹事会社を使う利点は、搬入作業の時間が早いという事です。引越しの契約時に決めた作業員以外に、現地には同じ会社の作業員が待機しており手伝ってくれます。そうでなくても、同じ会社のトラックが順番待ちしていれば、自分たちの順番が少しでも早く来るように、前の引越しに加勢してくれます。結果的にあっという間に作業は終了します。

引越し一言アドバイス

 欠点もあります。何軒もの引越しが同時に進行するため、業者が注意してても荷物が行方不明になりがちです。何百件も入居するマンションの場合、一度見失った荷物は発見されるのは困難になります。何か月もたってから、見知らぬ荷物が出てきても、それぞれの荷物に名前が書いてあるわけではないからです。そこで、せめてダンボールには部屋番号を書いておけば、万が一の誤配も防げると思います。また、大変多いものに、屋外へ置く自転車があります。これらも名札をしっかり付けることで防げるでしょう。

幹事会社が行う仕事

一括管理

 一斉入居をトラブルなく、スムーズに終えるには、全ての引越し情報を集中し掌握しなければなりません。「入居スケジュール」「引越し以外の搬入業者の有無」「駐車スペースの確保」「エレベータ及び搬入口スケジュール」など、統一した搬入管理をしなければ大きな混雑を招きます。
 引越しは決められた入居開始後の最初の土日や週末に集中します。一世帯の搬入だけでも相当な時間を費しますので、特定の日に集中した引越しをどれだけ分散させるかがポイントになります。また、引越しを終えてしまわなければ作業できない業者や、家具店や家電店の配送もあります。そのため、立ち合い管理者を派遣し、混雑しないように交通整理をしなければなりません。

搬入方法や周辺の優先管理

 混乱を避けたスムーズな搬入作業のためには搬入経路の確保が必要となります。路上駐車車輌を避けて、トラック進入路を確保、駐車スペースの確保、エレベータ及び階段搬入口の優先順位などです。

養生作業と責任

 引越しにおける養生(ようじょう)とは、建造物や家財の破損を防ぐために、緩衝材を使って保護する作業のことをいいます。マンションの入口、通路、階段、エレベータなど共有スペースから、搬入するすべての部屋の玄関口までのまがり角や要所を、傷や汚れから保護します。
 また、万一、共有部分への損傷が確認・発生した場合は、その業者名、作業員名、損傷程度を確認し、管理者へ報告する義務も負うことになります。

撤去作業

 すべての搬入が終わると、養生の撤去と後片付け、入居者の開梱後のダンボール箱などの回収を行います。

入居者が実際に行うこと

説明会

 おおよそ2か月ほど前に入居の説明会が行われます。その際に幹事会社を紹介、並びに推薦されます。その後業者から案内状と予定日などに関するアンケート用紙が送付されます。(電話連絡の場合もあります。)

打ち合わせ

 1か月前ぐらいに内覧会などと同時に最終的な入居説明会があり、アンケートをもとに具体的な入居日や時間のスケジュール表が配られます。この時のスケジュール割り当て表は、契約する引越し業者に忘れずに渡さなければなりません。

引越し業者の手配

 実際にご自分の引越し契約を個別に行います。幹事会社なら先方から連絡が入るはずです。繁忙期などでも優先的に契約出来、まとめて大口の契約が見込めるため、かなり割引されるはずです。それでも他業者と比較される場合には、一斉入居で幹事会社はどこかを伝える必要があります。

引越し一言アドバイス

 引越しに関するアンケートは出来るだけ早めに提出しましょう。希望日時が得られ安くなります。但し、時間帯に関してはあまり希望を押し付けないほうがいいでしょう。階数によって現場の優先順位があるからです。また、当日積み込みをする近距離の場合と前日に積み込む長距離の場合は、現地への到着時間が違いますので、実際に作業する業者と相談する必要があります。

引越し一言アドバイス

 遠方からのご入居の場合や、都合で説明会に参加できないケースがあります。確実に引越しに関する情報が伝わればいいのですが、大規模なマンションの場合は連絡漏れも多く、いつまでたっても連絡が来ない事もありがちです。その場合は何度も催促して情報を得ましょう。また、遠方からの入居は優先されるケースも多いようです。これは長距離のドライバーに敬意を示して、長く待たせずに、仕事を早く終わらせるためです。

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