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引越し事故実例「家屋へ損傷を受けた場合」

公開日: : 引越し事故実例

この記事の所要時間: 333

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意外と多い家屋の損傷・汚損

 引越しの事故で留意したいのは、移動する家財だけではありません。退去する旧居からの搬出や新居への搬入では、壁などに傷を付けることが多くあります。壁の多くはクロス張りで、非常にもろく、白いものが多いので汚れも目立ちます。いわゆる汚損です。

事故になる原因

 マンションの一斉入居などでは共有スペースからエレベーター内部にいたるまで、専用の資材を使用した養生がされていますが、一般の住宅ではそうもいきません。
 一番荷物が通過する玄関のたたきは、さすがに分厚いシートで保護するのですが、その他は無防備です。新築物件では不動産会社が手配するようですが、中古物件や退去する住居の場合には簡易的な養生しかしてもらえないでしょう。家具は厳重に保護されていますが、壁にこすり付けただけで簡単にクロスは剥がれてしまいます。何十個も運ぶダンボールも同じです。階段の壁、各所にある角は無事であることが不思議なぐらいです。

引越し一言アドバイス

 まれに養生資材を固定したテープを剥がす際にクロスが捲れたり、汚すこともあります。

 クロスだけでなく、フローリングの床への擦り傷、畳の損傷も頻度が高いでしょう。家具などの重量物を引きずった際におきるのです。同じ様なものに、敷居や低めの天井もあります。

 汚損で多いのは作業員の衣服や手からの汚れが移るためです。作業前にはきれいな作業服ときれいな手なのですが、大変な重労働ですから汗もかきますし、ただでさえ埃だらけの荷物に触れるため、あっと言う間に汚れてしまいます。

引越し一言アドバイス

 業者によっては靴下を履き替えたりしますが、フローリングなどであればあまり気にする必要はないので、パフォーマンス的な部分が多いでしょう。でも、気持ちいいものですよね。

事故処理の流れ

 全ての作業が終わってから発覚する事故と言えるでしょう。翌日あるいはもっと後ということもあっります。光の加減とか、見る角度によってわかってくるのです。

 連絡を受けると損傷個所を確認、作業前に損傷個所がわかっていない限りは作業中の事故という判断になるでしょう。クロスも床の損傷も専門の業者が補修作業を行います。クロスの場合は小さい面積でも必要な部分全部を張り替えなければなりません。床や敷居などの木材に関しては、磨きと塗装で修理を行います。 障子や襖、窓ガラスの損傷も同様に専門業者に依頼しての作業で行い、通常は問題なく解決します。

引越し一言アドバイス

 損傷が広範囲になる場合は保険の適用となりますが、軽微なクロスの損傷は1万円以内で済む修理代でしょう。

 新居が賃貸物件の場合には、家主や管理会社の了解を取ってからの作業となります。退去する住居が賃貸物件の場合には、住んでいた方による経年変化などのものの場合が多く、あまり請求されるケースはありません。

 では、なぜ養生をしっかり行わないのか?それは資材と作業時間の都合によるものです。一軒家の養生を完璧に行うとなると1トン車一台分の資材が必要になります。また、作業時間もそのためだけに、取り付けと片付けにそれぞれ1時間以上かかります。したがって、通常の引越し体制では完璧な養生は無理といえでしょう。作業員が注意して慎重に荷運びを行えば済むという世界です。

 お客さん側からの要望で、養生を行う時にはこの限りではありません。代金を別に支払うので、上記した資材と人員を手配しスムーズに行われます。

引越し一言アドバイス

 一斉入居ではないマンションの入居では、管理側から、出入口やホールなどの共用スペースや、エレベーターなどに必要な養生を求められることがあります。このような場合はお客さんの料金負担にはならないはずなので、わかり次第、業者側に連絡しましょう。

事故を防ぐには

 契約時に、新居がどんな状況か、どのような点が心配なのかを話し、実際にどのような養生作業をするのかを確認することが必要です。また、荷物を運び入れる前に責任者といっしょにチェックしたり、スマホなどで要所要所を撮影しとくのも現在ならではでしょう。

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