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大手引越し業者を比較 パート1(日本通運・クロネコヤマト・アート)

公開日: : 最終更新日:2014/05/30 引越し業者を選ぶ

この記事の所要時間: 453

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 すべての業者を比較するのは不可能なので、取扱いランキングの上位を占める大手引越し業者の特徴を紹介します。CMなどで聞き覚えのある社名が登場しますので、見積もり等の比較には必ず入ってくると思います。

日本通運

 その成り立ちが国有会社だったため、高度成長期の日本の物流を一手に支えてきた会社。引っ越し業務も企業や工場、官公庁などの移転や、その従業員の転勤にともなう引越しを中心に全国展開している。

 特殊作業や重量物、美術品等の運搬のノウハウは他の追随を許さず、専用機材や専用車両を豊富に用意している。社員教育も大手ならではの充実した体制でベテラン作業員も多い。

 荷物の多い引越し、離島や海外引越しも得意としており、一時及び長期保管のためのトランクルームも自社で用意出来る等、企業スケールを利用した多彩な業務をこなす。そなため、オプションの充実度は高い。反面、料金が割高になっている。単身引越しにも力を入れている。

引越し一言アドバイス

 個人引越しに注力し始めたのは、新興勢力の引越し専業業者の台頭が目立ってきた近年になってからであり、大企業の常で、ニーズに合わせた商品開発や料金体系の進化が遅れ気味で、イメージも運送屋から脱し切れていない。

クロネコヤマト引越しセンター

 クロネコと言えば宅急便で有名ですが、母体である運送会社の歴史は宅配便で有名になるはるか以前、大正時代から操業している婚礼荷物等の引越し専門の運送会社だったそうです。

 クロネコヤマト引越センターでは、単身向けの引越しから家族向けの引越し、オフィスの移転など、幅広い引っ越しを行っています。それだけ、さまざまな引越しを行っていますので経験も豊富です。

 また、荷物が少ない方や近距離の方には「フリー割サービス」 、価格を抑えた引っ越しを行える「引越しらくらくタイムリーサービス」 、高齢者の方向けに 「高齢者ホーム入居サービス」 など数々のサービスがあります。さらにオプションも充実しており、単身向けの方には荷造りサービス、資材の販売などを行っています。特に単身者向けの引越しを得意としており、全国に数多くの拠点を有する利点が生かされています。さらにサービス内容が明確にになっているので、料金もわかりやすくて安心感があります。

引越し一言アドバイス

 宅急便でお馴染みなため、企業イメージは抜群にいい。電話対応や営業マン、作業員の質も高い。しかし、家族向けの引越しは意外と安くない。明確な料金体系はわかりやすい反面、他業者との合い見積もりをすると、営業マンの裁量が狭く、価格面でお得感はえられない。

アート引越しセンター

 アート引越センターは、創業36年を誇る引越し専門業者の草分け的会社です。「引越しセンター」イコール「アート」といわれるぐらい、知名度が高いのは、「0123」でお馴染みの電話番号など、業界では異例のCM戦略が原因でしょう。一時期はTVので流れる引越しのCMは同社しかありませんでした。知名度だけではなく、運送会社が片手間に行う形の引越しではなく、引越し作業をマニュアル化し、個人引越しをメインにすえた商品開発を進めたことがあります。新規参入する引越し専門業者は、同社の確立したマニュアルをコピーしていると言われています。また、「荷造りご無用」の梱包サービスなど、業界では初の商品やサービスなどを展開することでも有名です。

 「女性パック」は、一部の重量物以外は全員女性スタッフが行うもので、デリケートな荷物n多い、単身の女性に最適です。シニアの引っ越しには「アートエプロンサービス」のスタッフが、荷物の多いシニアの引越しに整理整頓のアドバイスをしてくれます。

 梱包作業においては実績があり、和服専用ダンボール、ハンガーボックス、シューズボックス等を早期より採用しています。

 そして、アート引越センターだけのサービスでは、通常引っ越しの時は、引越しトラックと依頼者は別々に移動することになりますが、中・近距離の方に限り、車いすの方も含めて家族が荷物と同時に移動できる、「ファミリーサルーン」という特殊車両のトラックも利用できます。

引越し一言アドバイス

 ひところは「アート」だけのサービスも多く、他と差別化された引越しセンターでしたが、近年は他社も同種のサービスを展開しており、独自性が保ちにくくなっている。また、以前よりアルバイト作業員と傭車(提携運送会社のトラックとドライバー)の比率が高く、引越し作業の質に個人差がありすぎる傾向がある。料金的には業界水準であるが、臨機応変に対応してくれる。

引越し一言アドバイス

 電話番号の「0123」以外にも、「アート引越しセンター」の社名には、職業別電話帳で業界トップに来るようにするためで、これを真似した業者が電話帳トップを目指して登場。「アート引越センター」は「アーク引越しセンター」に抜かれ、「アース引越センター」「アーイ引越センター」「アーア引越センター」「アーアーアイ引越サービスセンター」「アーアーアーアンシン引越サービス」なども登場しました。実際に引っ越し業者は「ア」で始まる名前が多く、ケータイヤネットが普及するまでは電話帳が唯一の情報源であったことがわかります。それほどまでに「アート引越しセンター」の戦略はマーケティングに優れていたという事でした。
 今でも電話帳から探す人は多いようです。

※サービス内容などは執筆当時のものであり、その後変更されている可能性があります。各社のサイトなどでお確かめください。
※サービスの評価等は執筆者の主観によるものであり、客観的なデータに基づくものではありません。

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