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[引越しQ&A]引越し会社の補償にはどんなものがありますか?

公開日: : 引越しQ&A

この記事の所要時間: 355

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Q 引越し会社の補償にはどんなものがありますか?

A 「標準引越輸送約款に定められた補償」と「引越し保険による補償」があります。

引越しの際の最大の懸念の一つが荷物の破損などのトラブルです

 引越しは一度に多くの家財を、家屋から家屋へと移動する大掛かりな作業になります。当然のように荷物の多さや作業の困難さに比例して、家財や家屋への損傷などの事故は高くなります。すべての荷物や家屋が無傷で作業されるためには、搬出、輸送、搬入をクリアーしなければなりません。階段があったり、輸送距離が長かったり、玄関から搬出、搬入ができなかったりといった悪条件は、その作業をさらに困難にするでしょう。

 引越業者、運送業者も十分注意して作業にあたっていることは間違いありません。しかし、すべての荷物を全く無傷で運搬することは現実的には不可能に近いという現実があります。どんなに熟練した引越作業員であっても、また正しい作業手順を踏んでいたとしても、家具にキズをつけてしまったり、壊してしまったりすることもあるのです。

 引越しを依頼する側も、このような現実を理解されていることと思いますが、一番心配されている問題は、このような事故が起きた場合の業者の対応です。

標準引越輸送約款に定められた補償内容

 引越し業者との契約時には、国土交通省が定めた「標準引越輸送約款」が存在します。その標準引越輸送約款には 「補償(損害賠償)について」という項目があります。どのような場合にどのような補償をするかといった事が書かれています。 これを元に引越し業者は独自の約款を作って国土交通省へ提出し、認可を受ける必要があります。見積り書や契約書に記されているので、必ず確認することが必要となります。もし、説明を省いたり、渋ったりすることがあれば、その業者は信用出来ないということになります。

引越し保険の適用

 大手の引越し業者の場合は「引越し保険」に加入しており、荷物破損、汚れ、紛失の補償内容は、引越し業者が加入している保険によって異なります。

 具体的には、サカイ引越しセンターやハトのマークでは1000万円までとなっており、アーク引越しセンターやハート引越しセンターは1梱包につき50万円総額1000万円というような基準が示されている通り、引越し業者によって補償額が異なったり、条件などもあるので契約前の確認は必ず必要です。

 また、軽微な損傷の場合は、このような保険を使用することなく、自社や営業店の裁量の範囲内で弁償し(数千円程度など)、高額になる恐れがある場合に保険を適用します。

引越し一言アドバイス

 契約者が負担する保険料は、通常1000円から1500円程度で契約書や見積書に明記されているので、確認の上、必ず加入することをお勧めします。

 引越作業中に家具や荷物が破損していることが分かった場合や、家屋に傷が付けられたことを見かけたばあいには、明らかに引越作業員のミスに起因することが多いので、業者との話し合いも比較的スムーズに進むはずです。作業責任者との確認の上、業者の事故係、クレーム担当者などと連絡をとることになります。

引越し一言アドバイス

 荷物の紛失に関しては、その荷物があったことの証明や警察への盗難届けなども必要になってきます。引越し後の荷物整理中に出てくるような勘違いもあります。

トラブルになる実例

 「キズは最初からついていた。」「そんな荷物はなかった。」などと争うようなトラブルを少しでも避けるために、荷物の搬出時に家具類などの不具合を引越作業員に報告してもらうよう、また搬入後には空のトラックの荷台を見せてもらうことが重要です。

 実は、引越し後、しばらくしてから家具のキズや不具合、荷物の破損や紛失に気づく場合が非常に多いのです。そのために、引越し後の荷物整理は早めに終えるようにしたほうがいいのですが、中々そうはいきません。荷造りよりも荷解きのほうが時間は何倍もかかっています。

 それでも発覚したら、すみやかに業者に連絡することが必要です。荷物事故、紛失などの通知は3ヵ月以内に引越業者にしなければ、補償の対象になりません。時間が経ってしまうとそれらの証明が難しくなってしまうので、業者側も、保険の適用などが出来なくなることもあります。

引越し一言アドバイス

 標準の補償内容ではちょっと不安という人、あるいは高額品は、別途引越し荷物の保険もあるので自分で入るといった手もあります。そのあたりは、見積もりを取る時に話を詰めると良いでしょう。

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